将来を予測する先読みの地図判読(その1)【ラジ館店】
アナログアイテムは、頭の体操になる
現代では、スマートフォンや携帯電話があり、何処でも大体の情報が手に入る便利な時代です。
今の私たちにとって手放すことの出来ない必需品と言えるでしょう。
例えば、初めて行く土地への旅行では、駅を降りたら次の事を調べるのではないでしょうか。
自分が何処にいるのか。
自分の行きたい所は何処にあるのか。
行きたい所へは、どの様にして行けばいいのか。
どのくらいの時間がかかるか。
このような疑問は、携帯端末やGPSを使えば簡単に分かります。
所要時間も、平均値や事前に設定した数値に基づいて、素早く算出してくれるでしょう。
しかし、このような便利な機械であっても、欠点があります。
1、これから行く場所のイメージが出来ない。
2、経路のイメージが出来ないため、踏破するために何が必要か、何がリスクか分からない。
3、自身の能力を超えたコース・時間設定に気付かない。
日常だと、駅の構造が複雑で迷ったため、乗り換え時間に間に合わなかった、ということがあるでしょう。
登山だと、経路上にある落石や滑落の危険がある箇所を予測できない、体力に見合ったコース設定をできないという事は、最悪の場合、遭難に繋がります。
そのため、先読みの技術は重要であり、特に今回の一例として取り上げた、初めて行く場所で、どのようにして移動すればいいかということが判断できることは、大切です。
判断する思考を鍛えてくれるものが、コンパスや地図等になります。
それらを活用して考える事が頭の体操になり、その予測は計画性ある行動に結びつきます。
そこで、コンパスの使用法に焦点を当てて、数回に渡ってご紹介いたします。
今回は導入として、コンパスを使う上での前提事項をご紹介したいと思います。
コンパスは、本当の北を指さない
コンパスを使用することで、自分のこれから向かうべき方向を見定め、その方向を維持しながら前進することが出来ます。
しかし、コンパスの指し示す方向に、そのまま従って進んでしまうと思わぬ場所に辿り着くことでになります。
コンパスの指し示す北は磁北と呼び、本当の北を表す真北ではないためです。
北は、一つではなかった
真北は地球の自転軸の最北点を指し、磁北は磁石が指す北です。
この二つのズレの事を、磁気偏角(偏角)と言います。
東京近辺は、磁北が真北に対して西側に7度傾いているため、西偏角7度になります。
この傾きは、地域によって異なり、国土地理院の磁気図によって確認することが出来ます。
複雑に変化する偏角を確認することが出来ます。
偏角の足し算と引き算をするだけ
例えば東京では、自分の行きたい方角に7度を足して歩いて行けば、正しい方角に進むことができるという事です。
また、自分が何処にいるかを特定するための技術(後方交会法)を行う時は、測量した方位から7度を引いて地図上に表記します。
次回、コンパスを分かりやすく便利に使う具体的な方法をご紹介いたします。
また、店頭にお越しの際にご質問頂ければ、スタッフがご説明させて頂きます。
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