秋がやって来ると、途端に暗くなるのが早くなってきます。通勤や外出からの帰り、ランニングなど夜道での行動は、街灯がある場所は良いですが、ない場所では非常に暗く心許無さを感じるかたがおられるのではないでしょうか。また夜道に慣れていても、家に入る前に鍵が何処に入れてあるか見つかり難い、鍵穴が見えにくいなどあるかと思います。
その様なときに、暗闇を照らしてくれるライトがあると非常に便利です。「光物はいくらあっても困らない」という言葉を聞いたことがありますが、冬が迫るいまどきにライトを新調するのもいいかもしれません。
そこで今回は、皆さんも聞いたことがあるであろうライトに関する豆知識をおさらいするためにまとめました。
〇ライトの明るさ「ルーメン(lm)」大きいほど強い
写真のフラッシュライトには、251ルーメンと記載されています。
ライトを選ぶ際に一番に気になるのがルーメンだと思います。そこでまずルーメンを振り返ります。
ルーメンとは、「ある光源から放たれ放射状に延びた光の線が集まった束」です。1ルーメンとは、「ある光源」の光の強さ(光度)が1カンデラの時です。
そのため、光源の強さを一定にして光の角度を変えると、ルーメンが変わります。例えば、1カンデラの光源から放たれる光を60°に照射するのと、180°に照射するのとではルーメンが変わります。光源を1カンデラとすると、60°で約0.8ルーメン、180°で約6ルーメンとなります。
これではライトを選ぶときに、ルーメンの基準が分かり難いではないですか!ということで、国際単位系として角度が「1ステラジアンの立体角」と決められているそうです。
ちなみに「カンデラ」は、蝋燭1本の光度です。照明弾射撃でよく聞く「何々の照明弾は、〇〇カンデラの明るさがあります。」という時のカンデラです。
「ルーメン」に関して要約すると、ライトを選ぶときはルーメンが大きいほど明るい物を手に入れる事ができるという結論になりました。
〇光の飛ぶ「角度」
純粋に角度が大きいほど広い範囲を照らす事が出来るのですが、よく太陽の光を集めて黒い紙が燃えるように、光は集めた方が強くなります。そのため、ライトも全方向に飛ぶ光を、覆いを使って集めた方がより強い光になります。
一方で、角度の広いライトは光が拡散する分、より広くを照らせるようになっていると言えます。
この様な部屋を照らすようなライトは、広くを照らす分、目が痛くなるような明るさは感じないです。(個人の感想)
再出のライトです。こちらのライトは非常に強いですが、光を照射する角度が狭いです。むしろ広いと自分の目までつぶれて困ります。
〇赤色ライトは夜、目に優しい
グローチューブにはいろいろなカラーバリエーションがあります。写真は、赤色ライトです。
白色のライトを使う機会が多いかと思いますが、白色は全ての色の可視光線なので、物の色が良く分かります。一方、青や黄色、緑などの色のライトを使うと、色の感じ方が変わります。
これは色の波長がことなるためで、青や黄色、緑などそれぞれ波長が異なります。そこで夜によく使われるのが、赤色のライトです。
目には、明るい所で物が見やすい錐体細胞と、暗い所で物が見やすい桿体細胞とがあります。この桿体細胞が暗い所で見えやすくなっている状態が暗順応というのですが(瞳孔も広くなります。)、光を浴びると明るい場所のモードになってしまいます。
そこで暗順応を崩し難くしながら物を照らす様にするのが、赤色ライトです。赤色の光の波長に対して桿体細胞の感度が低く、暗順応を崩し難い為です。
話は変わりますが、赤色の遮光ライトが手に入り難いので、普通のライトに暗記用のカラーシートや赤ビニールテープを何枚も巻いたりして作ると身近に手に入れられます。
終わりに:バッテリーの「AAA」とは
バッテリーで「AAA」と表記したライトがありますが、「AAA」とは「単4形」で、「単3形」は「AA」になります。
お洒落なランタンです。
USB充電のライトが最近増えています。
いかがでしたでしょうか?ほぼ使えない知識だったかもしれませんが、是非ファントムでライトをご覧になる時に気にして見てみると、ライトに面白さを感じて頂く事が出来るかもしれません。
文 ラジ館スタッフO/編集 ファントム本部
東京都千代田区神田1-15-16
秋葉原ラジオ会館9F
03-3526-2630
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その様なときに、暗闇を照らしてくれるライトがあると非常に便利です。「光物はいくらあっても困らない」という言葉を聞いたことがありますが、冬が迫るいまどきにライトを新調するのもいいかもしれません。
そこで今回は、皆さんも聞いたことがあるであろうライトに関する豆知識をおさらいするためにまとめました。
〇ライトの明るさ「ルーメン(lm)」大きいほど強い
ライトを選ぶ際に一番に気になるのがルーメンだと思います。そこでまずルーメンを振り返ります。
ルーメンとは、「ある光源から放たれ放射状に延びた光の線が集まった束」です。1ルーメンとは、「ある光源」の光の強さ(光度)が1カンデラの時です。
そのため、光源の強さを一定にして光の角度を変えると、ルーメンが変わります。例えば、1カンデラの光源から放たれる光を60°に照射するのと、180°に照射するのとではルーメンが変わります。光源を1カンデラとすると、60°で約0.8ルーメン、180°で約6ルーメンとなります。
これではライトを選ぶときに、ルーメンの基準が分かり難いではないですか!ということで、国際単位系として角度が「1ステラジアンの立体角」と決められているそうです。
ちなみに「カンデラ」は、蝋燭1本の光度です。照明弾射撃でよく聞く「何々の照明弾は、〇〇カンデラの明るさがあります。」という時のカンデラです。
「ルーメン」に関して要約すると、ライトを選ぶときはルーメンが大きいほど明るい物を手に入れる事ができるという結論になりました。
〇光の飛ぶ「角度」
純粋に角度が大きいほど広い範囲を照らす事が出来るのですが、よく太陽の光を集めて黒い紙が燃えるように、光は集めた方が強くなります。そのため、ライトも全方向に飛ぶ光を、覆いを使って集めた方がより強い光になります。
一方で、角度の広いライトは光が拡散する分、より広くを照らせるようになっていると言えます。
〇赤色ライトは夜、目に優しい
白色のライトを使う機会が多いかと思いますが、白色は全ての色の可視光線なので、物の色が良く分かります。一方、青や黄色、緑などの色のライトを使うと、色の感じ方が変わります。
これは色の波長がことなるためで、青や黄色、緑などそれぞれ波長が異なります。そこで夜によく使われるのが、赤色のライトです。
目には、明るい所で物が見やすい錐体細胞と、暗い所で物が見やすい桿体細胞とがあります。この桿体細胞が暗い所で見えやすくなっている状態が暗順応というのですが(瞳孔も広くなります。)、光を浴びると明るい場所のモードになってしまいます。
そこで暗順応を崩し難くしながら物を照らす様にするのが、赤色ライトです。赤色の光の波長に対して桿体細胞の感度が低く、暗順応を崩し難い為です。
話は変わりますが、赤色の遮光ライトが手に入り難いので、普通のライトに暗記用のカラーシートや赤ビニールテープを何枚も巻いたりして作ると身近に手に入れられます。
終わりに:バッテリーの「AAA」とは
バッテリーで「AAA」と表記したライトがありますが、「AAA」とは「単4形」で、「単3形」は「AA」になります。
いかがでしたでしょうか?ほぼ使えない知識だったかもしれませんが、是非ファントムでライトをご覧になる時に気にして見てみると、ライトに面白さを感じて頂く事が出来るかもしれません。
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