ふらふら日記、涙々の最終回
ふらふら旅日記も今回で最終回。日本初が続く最後のレポートをお送りします。
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![]() 今回の旅の最終宿泊地はヴァージニア州、目指すは海軍の街ノーフォークです。メリーランド州イーストンからは、大西洋上も渡る4時間以上のドライブです。チェサピーク・ベイブリッジ(海の上の道路)は30km近い長さがあり、ダイナミックな風景が楽しめます。小雪の舞っていたイーストンから気温の高いリゾート地への移動で気分も上々です。 |
![]() ようやく陸地に着くと、すぐそこはリトルクリーク海軍基地!「SEALチームは何処だ?止めてくれ!」(リトルクリークはSEALのTEAM2、4、6、8の拠点です) |
![]() ノーフォークと言うよりも、今回の旅の最重要目的地はここBLACKHAWK社です。日本のディーラーとしては始めてBLACKHAWK社の招待による公式訪問実現です!同社のオフィスはノーフォークの工業地帯の真ん中、周りはエプソンやペプシ・コーラのオフィスがある一等地です。ちなみに私が愛して止まないVANGUARD社のオフィスも近くにありました。 |
![]() オフィスに入るとドーンと目に入るのが全米のポリスデパートメントや、ポリスステーションのワッペン群。もちろん全て同社のアイテムを使用している機関から贈られた物です。陸軍レンジャー連隊や、ドイツ連邦軍のワッペンもありました。 |
![]() 残念ながらこの日は社長のマイク・ノエル氏は急遽ドイツに出張中。オフィスの外観だけ失礼しました。国際営業部のデスクには無数のピンが刺された世界地図が。「このピンの数だけ取引する国があるのよ。」と担当のドナ・キートンさん。「何ヶ国ぐらい?」と聞くと「数えて教えてくれる?」とのお答えでした。(彼女も把握しきれていません) |
![]() ここが宝の山、同社の倉庫です。のたろうは少しのぼせています。2階には『MOD』ブランドの商品が並ぶ区画もあり、そこでも専従のスタッフが忙しそうに働いていました。 |
![]() ここはサンプルや、試作品を製作保管する部屋です。右側の男性は副社長のトム・ホワイト氏。アッと驚くカラーの試作品が作られていました。同社の製品は基本的にヴェトナムで製造されています。最もコストのかかる人件費を節約するためです。(今のアメリカでは繊維製造業は成り立ちません、リー○○スもアメリカ工場を閉鎖するくらいですから。)但し、ベルトや簡単に作れるポーチの1部は販売サイクルが早い為、国内で製造し、欠品の期間が短くなるように調節しているそうです。ノーフォーク以外にも3箇所の拠点があり、主に開発関係の業務を行っています。 |
![]() 「グワーッ!」思わず声が出ました、まじで。倉庫を裏口から出るとそこにはなんと全面にロゴマークがあしらわれた専用移動バスが。中は、移動先でも通常の業務が出来る通信機器や、パソコンが収められているそうです。案内役のホワイト氏が、当日変わったパスワードが判らず、中に入れなかったのが残念! |
![]() 2時間程度の滞在でしたが、製品の確保や販売価格に関する要望などを聞いてもらい、ファントムのお客様に還元できる話し合いが出来ました。今後はファントム限定商品の販売も予定しています。 |
![]() BLACKHAWK社の商品は何処で扱っているのか?事前調査ではバージニアビーチにある『エクストリーム・アウトフィッターズ』と言うシールチーム御用達のお店がリストアップされましたが、同社で確認したところ、やっぱり『エクス~』が1番と言うことなので行って来ました。 |
![]() 店内に入るとSEAL(あざらし)がお出迎え。カフィーヤ(シェマグの現地名)を巻いていますねぇ、誰かの中東土産でしょうか? |
![]() SEAL4、8の盾が飾られています。しばらく店内でぶらぶらしていると、DBDU姿の海軍士官や、私服姿でホルスターの修理に来た怪しい集団等、どきどきする人達が出入りをしていました。 |
![]() BLACKHAWKの商品は大きなコーナーを占めていました。ベスト、ポーチ、バックパックetc.。他にもオークリーやウィリーXのアイ・ウェア、オリジナルスワットのブーツ。もちろん5.11シリーズのパンツ、ベスト等も揃っています。アウトドアグッズも豊富で、コールマンやナルゲンボトル、テバのシューズなども扱っていました。あざらしチームの方々も、これらのアイテムの中から自分にあったものを選択するようです。同店とは友好的な関係が結べ、今後情報やグッズの行き来を行う事となり、日本の皆さんにも本場SEALS隊員が使っているグッズをタイムリーにご紹介して行けると思いますのでご期待ください。 |
![]() 長かったふらふら旅もいよいよ最後の作戦地、BLACKWATER USAへの突撃取材を残すのみとなりました。BLACK WATER USAは二人が帰国後一躍有名になった世界有数の戦闘訓練施設であり、戦闘のプロを派遣し要人警護なども行う民間企業です。(スペースの都合で書ききれませんので、詳しくはアームズ・マガジン6月号/P264~267をご覧ください。)すでにふらふらの二人に果たして任務をまっとうする事ができるのか?ノースカロライナ州モヨックまで、車で40分の移動です。『エクス~』のスタッフが詳しい道順を教えてくれたので、スムーズに行く事が出来ました。 |
![]() BLACKWATER USAの施設入り口です。ここから3.8マイル(約6km)で施設群にたどり着きます。敷地面積は6000エーカー?日本人には理解不能な広さです。 |
![]() 訓練施設にはつきもののこれもありましたが、正式名称は何というのでしょうか?ちなみに下は水溜りですが、後の説明で「あそこの下はクリアーウォーターです。」とちょっとお茶目なことを言ってくれました。BLACK WATER内は数チームが 訓練をしていましたが(しかも彼らのウェポンが物凄い !!)、施設内での人物撮影は全てNGです。 |
![]() 唯一撮影許可された人物です。BLACKWATER USAの社長、ゲーリー・ジャクソン氏とZAKIYAMA氏緊張の対面です。同氏は退役海軍准尉長(CWO4)、SEALチームの隊長も務めたヴェテランです。施設内で販売されている、BLACK WATERオリジナル・グッズに関してもセールス担当者と交渉し、1ヶ月半後日本発登場の商品が入荷しました。同社の本業は施設の運営と、セキュリティー部門の運営なので時間がかかってしまったようです。オリジナル商品の全ては、スタッフや訪れた訓練生のお土産用に準備されたもので、数も少ないのが実情のようです。現在ファントムで品切れ中のBLACKWATERアイテムは次回入荷に向けて努力をしていますが、イラク情勢、SWATコンペディション開催などで多忙を極める同社の状況と、環境をご理解いただき、お時間をいただきたいと思います。 |
![]() メインロッジをバックに記念撮影。お土産にいただいた帽子とティーシャツをすでに使ってしまっている、『我慢できない子供星人の図。』BLACK WATER USAを出る頃にはすっかり太陽も西に傾き、辺りは夕闇に包まれ初めていました。お忙しい中、広い施設をガイドしてくださったBLACK WATER STAFFの皆さん、本当にありがとう御座いました。 |
3回に渡ってお届けした、『アメリカ4州ふらふら日記』はいかがだったでしょうか?
2人で1人前コンビは、旅先で仲間割れやトラブルを起こすことなく帰国しています。のたろうに至ってはネット上に阿呆ヅラをさらしても尚、渋谷店で勤務を続けています。坊主頭にメガネ(5月13日現在)でふらふらしている姿を見たら、感想等お聞かせ頂ければ幸いです。それでは、またお会いする日まで、アディオス・アミ~ゴ reported by 渋谷店 店長 のたろう |
